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追記 [追記]

このブログ =「風車系主婦の店」を探せ!= は、
2008年8月22日に作成した;

 ~ 「スーパーの原点」について考える ~
     (風車系主婦の店を探せ!)

を修正、追記したものです。

「主婦の店エマ」 [写真編]

080318主婦の店エマ③.JPG
080318主婦の店エマ福島①.JPG

今も営業している「主婦の店」 [写真編]

080310主婦の店加納店.JPG080321主婦の店城北店.JPG080402主婦の店和良店.JPG

「主婦の店」の由来 [資料編]

1957年(昭和32年)5月3日に
日本で最初に開店した「主婦の店大垣店」の
店舗ブランドが「主婦の店」に決まった経緯が
次の2つの本に記述されています。

①「スーパーの原点」第6章「主婦の店」誕生(118~119ページ)
 ・・引用・・
  その次に(注:打ち合わせを)行ったのは十七日であった
  (注:昭和32年4月17日のこと)店名をどうしようかという話が出た。
  はじめは久世商店だから、久世フードセンターにしようというような案もあったが、
  ここで私は、ふと、「食品店に買い集まるのは主婦だし、
  この店は久世さんの奥さんが先頭になってやるのだから、
  主婦の店、というのはどうだろうか。
  主婦が作って主婦が買いに来る店、ということでわかりやすいのではないか」
  と提案した。そしてそれがよいということで、
  ここに「主婦の店」という名が生まれたのである。 
 ・・引用終わり・・

②「出会いと積み重ねによって」〔24・蔵元と酒屋のきずなに〕
 ・・引用・・
  まず「その店の名は?」ということになりましたが、
  台所につながるスーパーマーケットに買いにいらっしゃるお客さまは、主婦である。
  われわれは、真にお客さまのための店をつくろうとしているのだから、
  主婦であるお客さまの店、そうだ「主婦の店」にしようということになりました。
 ・・引用終わり・・


スーパーの原点 (1982年)

スーパーの原点 (1982年)

  • 作者: 吉田 日出男
  • 出版社/メーカー: 評言社
  • 発売日: 1982/04
  • メディア: -



「風車系主婦の店」チェーン誕生までの経緯 [資料編]

◆1956 (昭和31)年3月10日
 吉田日出男さんが福岡県小倉市に「丸和フードセンター」を開店

◆1957 (昭和32)年1月23~25日
 鳥取県米子市で公開経営指導協会などが開催した
 「全国小売業経営者会議」において吉田日出男さんが
 「セルフサービスについて―丸和フードセンターを語る―」
 と題した体験発表を行った

>この発表の反響は大きく、公開経営指導協会は研究会の一つとして
  スーパーマーケット部会を設置し、吉田日出男さんを部長に委嘱した

◆1957 (昭和32)年5月3日
 「主婦の店大垣店」(岐阜県大垣市)が開店する
 (「主婦の店」第1号店)

◆1957 (昭和32)年7月20日
 「主婦の店福岡小倉店」が開店する
 (「主婦の店」第3号店、丸和フードーセンターの別館)

◆1957 (昭和32)年8月
 「主婦の店」本部が開設される
 (公開経営指導協会内)

◆1958 (昭和33)年8月
 吉田派(風車系)と大木派(公開系/マルエス系)に分裂する
 (公開経営指導協会が指導した「主婦の店」は
  エス字マークを掲げていた)

◆1958 (昭和33)年11月9日
 主婦の店常任理事会で吉田日出男・副会長が辞任する

◆1958 (昭和33)年12月9日
 「主婦の店全国チェーン」の第1回総会が開催される
 (「風車系主婦の店」の独立宣言)

(参考文献)下記の2冊です。


日本小売業運動史〈第3巻〉戦後編 (1981年)

日本小売業運動史〈第3巻〉戦後編 (1981年)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 公開経営指導協会
  • 発売日: 1981/03
  • メディア: -



風車と共に―主婦の店運動25年 (1982年)

風車と共に―主婦の店運動25年 (1982年)

  • 作者: 主婦の店スーパーマーケット全国チェーン
  • 出版社/メーカー: 主婦の店スーパーマーケット全国チェーン
  • 発売日: 1982/04
  • メディア: -



日本で最初のスーパーマーケットは? (その3) [資料編]

「日本のスーパーマーケット
(倉本初夫/渥美俊一・著、文化社、1961年11月改訂版)は、
日本で最初のスーパーマーケットについて
2つの説を掲載しています。

倉本さんは、丸和フードセンター説、
そして渥美さんは紀ノ国屋説と、
一つの本の中で説が異なっています。

・・・引用①・・・
 スーパーマーケット第一号・・・
 スーパーマーケットの開設を意図した
 九州小倉市の丸和フード・センター社長吉田日出男氏は、
 ・・・3月10日に見事に開店した。(50~51ページ)

・・・引用②・・・
 昭和二十八年、わが国のセルフサービス店
 及びスーパーマーケットの第一号として名乗りをあげた、
 東京青山六丁目の紀ノ国屋。(73ページ)





日本で最初のスーパーマーケットは? (その2) [資料編]

日本で最初のスーパーマーケットは、
丸和フードセンターだという説をとるのは
次の本です。

①「日本小売業運動史 戦後編」
  (㈳公開経営指導協会・編、公開経営指導協会、1981年3月)
  丸和フードセンターは、日本で最初のスーパーマーケットであった。(247ページ)

②「小売りイノベーションの源泉」(矢作敏行・著、日本経済新聞社、1997年9月)
  スーパーマーケットの起源は諸説ある。
  スーパーマーケットをどう定義するかによって、・・略・・
  第一号の特定が変わってくるからである。
  ここでは1956年(昭和31年)3月開店の北九州・小倉の丸和フードセンターを
  最初のスーパーマーケットとする説をとる。(36ページ)

③「日本の流通100年」(石原武政/矢作敏行・編、有斐閣、2004年12月)
  セルフサービス販売を採用している
  総合食料品店であるスーパーマーケットが現れた。
  1956年3月、福岡県小倉に開業した丸和フードセンターが第1号である。(233ページ)

④「近代日本流通史」(石井寛治・編、東京堂出版、2005年9月)
  セルフサービス方式の大型総合食料品店の小売店という、
  本来の意味でのスーパーマーケットとして
  日本で最初に誕生したのは丸和フードセンター(小倉)である。(162ページ)

⑤「基礎からの商業と流通」(石川和男・著、中央経済、2007年10月)
  1953年12月に東京・青山の青果物食料品店紀ノ国屋(売場面積110㎡)が、
  最初のセルフ・サービス店として開店した。
  この店は、総合食料品店ではないことから本格的SMではない。
  本格的SMの最初は、1956年3月に福岡県・小倉で開店した
  丸和フードセンター(売場面積396㎡)である。
  その後、山口県から起こった主婦の店運動*により、
  各地で主婦の店を看板に掲げる小売店が出現したが、
  1957年9月に大阪・千林にダイエー薬局・主婦の店開店により、
  日本のSMの歴史の本格的展開が開始された。(140ページ)
  (注*:山口県が主婦の店運動発祥県というのは間違いだと思われる)

日本で最初のスーパーマーケットは? (その1) [資料編]

日本で最初のスーパーマーケットについては
2つの説があるようです。

一つは、紀ノ国屋という説で、
もうひとつは丸和フードセンターという説です。

そこで、流通関係について書かれている
本を調べてみました。

紀ノ国屋説をとっている本は次の通りです。

①「小売商業の近代化」(鈴木保良・著、中小企業診断協会、1959年9月)
  セルフサービス店の第一号店である東京青山の紀ノ国屋(85坪)は、
  スーパーマーケットとしてもその先駆をなすものであった。(296~297ページ)

②「現代小売商業の諸問題」(竹林祐吉・著、協同出版、1962年3月)
  わが国でスーパーマーケットが最初にできたのは、
  昭和二十八年東京青山紀の国屋である。(87ページ)

③「日本スーパー発達史年表」(建野堅誠・著、創成社、1995年3月)
  一般にいわゆるスーパー(和製英語)と呼称されるようになった
  セルフサービス方式という新しい販売方法を主体にした革新的形態であった。
  その第1号店といわれる「紀ノ国屋」が東京青山・・・
  開店したのは1953年(昭和28年)12月のことである。(Ⅱページ)

④「日本流通史」(石井寛治・著、有斐閣、2003年1月)
  日本最初のスーパーマーケットは、
  1953(昭和28)年に東京青山に増井徳男によって
  セルフサービス方式を取り入れて設立された
  青果物販売店「紀ノ国屋」(40坪=130㎡)であり、
  ついで56年に九州の小倉で吉田秀夫※(原文のまま。‘日出男’が正しい)
  によってスーパーマーケット「丸和フードセンター」(120坪=390㎡)が
  開設された。(222ページ)

吉田日出男さんの「風車系主婦の店」運動とは? [「スーパーの原点」を考える]

ボランタリーチェーン「風車系主婦の店」を主宰した吉田日出男さんは、
その著書「スーパーの原点」第一章スーパーマーケットの創始
‘セルフサービスの採用’の項(13~14ページ)に
次のように書いています。

・・引用・・
 単に売上高規模だけで見るならば、
 ダイエー一社の売上高の半分にも及ばない、
 と言われるかもしれないが、
 わたしどもの「主婦の店」は「風車」のマークに示されるような、
 消費者、社員、出資者、取引先の四者を共に利する、
 という考え方で一貫して進んできた。

 よしや、その歩みは遅々としているとしても、
 地域の消費者によりよい商品を、より安く提供したい、
 家庭の主婦のためになる店を作ろう、
 という初心は貫いてきたと確信している。
・・引用終わり・・

「スーパーの原点」第八章 風車の店
‘ダイエー中内氏と私’の項(161ページ)において、
吉田日出男さんは次のように書いています。

・・引用・・
 次のような手紙を中内功さんからいただいた。
 ・・略・・「前略、ありがとうございました。
 ・・略・・十二年前、小生がスーパー業界へ身を投じて以来、
 いろいろ先輩として御教示いただいたことをあつく感謝しております。
 いよいよこの国もスーパーマーケットの時代が開幕されようとしております。
 先生の理想と現実とが一致しようとしていることを肌で感じております。
 主婦の店の社名は時代とともに消え去りましたが、
 創業の精神として末永く忘れない様にしたいと存じます 匆匆
 ・・略・・株式会社主婦の店ダイエー 代表取締役 中内功」
・・引用終わり・・


スーパーの原点 (1982年)

スーパーの原点 (1982年)

  • 作者: 吉田 日出男
  • 出版社/メーカー: 評言社
  • 発売日: 1982/04
  • メディア: -



「主婦の店新聞岐阜加納版第5号」 [「スーパーの原点」を考える]

「主婦の店加納店」(岐阜県岐阜市上本町4)は
昭和33年(1958年)3月26日に
「主婦の店新聞岐阜加納版第5号」を発行しています。

その中に、
~本日より店内擴張・商品充實!!~
と題した記事が載っています。

・・引用・・
主婦の皆様
 常に変わらぬ御愛顧本当に有難うございます
 主婦の店加納店も創業以来六ケ月を迎えましたが
 お陰さまにて売上高も月々漸増し
 売場も狭障を告げる程になりましたことを
 一同心から感謝申上げております
 つきましては皆様の御要望に添って
 此の度店内を拡張整備し

  春の行楽お祭りに備えて
   天ぷら、カツレツ、コロッケ売場を新設し
   アイスクリームも発売
   其の他の食料品も充実しました

  新学期に備えて
   文房具、学用品売場を新設し
   又運動靴もはじめました

  又日用品売場でも
   陶器と金物を充実し
   硝子製品もはじめました

 そして、特別の記念売出しは致しませんが
  謝恩の気持は品物とお値段で!
  そして 一年三百六十五日が特売日!
 をモットーに毎日が奉仕日、全商品が奉仕品
 の気持でお取次ぎさせていただいております
 どうか装いを新たにした主婦の店加納店へ
 おいで下さいませ
・・引用終わり・・

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